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●医療機関の導入事例│沼田脳神経外科循環器科病院

お助けマン
群馬北部地域の医療を支える「勤務シフト作成お助けマン」。
勤務の均等性を高めて看護職のワークライフバランスを推進し、仕事と私生活の両立による充実したライフイベントの実現を目指す
  • 外観
社会医療法人 輝城会
沼田脳神経外科循環器科病院
課題 24時間365日断らない救急の実現と人的資源の効率的活用の両立
病院向け勤務管理製品の多くが多機能ゆえに高コストな傾向
平準化を維持する勤務表作成の負担が大きく看護業務が阻害
下
効果 自動作成機能とシミュレーション機能により柔軟な勤務シフト運用が実現
勤務表作成に特化したシンプルさとクラウドサービスによるコストの抑制
試行錯誤によるシフト表作成から解放され看護業務に集中することを可能に
勤務シフトは限られた人材で最大の効果を生む医療サービスの基本

 1982 年に脳神経外科の診療所として発足した社会医療法人 輝城会 沼田脳神経外科循環器科病院(以下、沼田脳外)は、脳神経外科、循環器内外科、心臓血管外科、消化器内外科などに対応した高度救急医療を提供する医療機関だ。2009 年7 月には群馬県で最初の社会医療法人として認定され、群馬県北部地域の急性期医療とへき地医療を堅守している。
「当病院は、中規模ながら脳卒中や心筋梗塞などの脳・循環器系の患者を中心に受け入れる、群馬県北部地域で基幹となる急性期病院です。輝城会グループでは沼田脳外のほかにも3 つのクリニックや、訪問看護ステーション、特別養護老人ホームなどを展開しており、各施設が連携を取りながら急性期から在宅医療までの地域完結医療に取り組んでいます」
 そう語るのは、看護部長の阿部孝造氏だ。沼田脳外は、「良質な医療を迅速に提供」と「24 時間365日断らない救急」の2 つのポリシーを掲げ、脳外科手術や心臓外科手術の件数は県内でも有数の実績を持っているほか、救急搬入件数においても利根沼田地区全体の約30%を占め、年間1700 件ある救急搬送要請の中で断った割合はわずか2%未満にとどまるなど、事実上地域住民の健康と生命の支柱となっている。
 それを支えているのが、地域医療に貢献するため日々邁進している看護師を始めとした沼田脳外の職員である。職員総数約250 名のうち看護師、准看護師は約70 名。3 交代勤務でフル回転している状態だ。
 沼田脳外で東病棟の看護師長を務める角田しげみ氏は、勤務シフトの重要性とその作成の難しさを次のように述べる。「勤務シフトは限られたマンパワーで最大の効果を生むための医療サービスの基本となる重要なものですが、深夜勤務や早朝勤務が一部の看護師に偏らないよう、平準化を維持しながら公平に組むことが非常に難しいのです。勤務時間中も勤務シフト表の作成と修正に追われ、本来の看護業務に少なからず影響が生じていました」

勤務表作成に特化した機能と変更に対応する柔軟性に注目

 沼田脳外では、病棟ごとに看護師長が一人で勤務シフトを作成していた。看護師たちは毎月20日までに翌月分の勤務希望を紙に書いて提出し、それを看護師長がA3 サイズの紙で作った勤務シフト表に転記して、夜勤の回数が均等になるよう割り振っていたという。「一時は表計算ソフトに置き換えPC上で活用しようとしましたが、表全体が見えないのは不便だとして、再び紙での管理に戻った経緯があります」と打ち明けるのは、西病棟の看護師長 唐澤敏明氏だ。毎回作成に時間がかかる上に、時々の状況によって早朝・深夜勤務に偏りが出てしまい、職人的な作業に追われていたと話す。  そんな看護師長たちの苦労を軽減するために、阿部氏は勤務シフト作成を支援するソフトウェアの導入を決意する。情報収集のため足を向けたのが、2013 年7 月に東京で開催された「国際モダンホスピタルショウ2013」。そこで目にしたのが、JRシステムの展示ブースで紹介されていた「勤務シフト作成お助けマン」だった。  事務次長でシステムマネジメント部門 医療情報技師の西松浩太郎氏は、当時阿部氏に同行しており、次のように感じたという。「JRシステムが医療業界向けの展示会に出展していることに驚きましたが、勤務シフト作成お助けマンのコンセプトについて詳しく話を聞くうちに、これこそが求めているシステムではないかと直感しました」  鉄道運行の複雑な勤務シフト作成ノウハウが活用された信頼性や、クラウドサービスによる初期投資の抑制、月額料金の安さにも注目したという。  阿部氏は別の視点で価値を語る。「他社の類似製品の多くは、勤務シフト表作成以外の拡張機能を多く備えた分、コストが桁違いに高い傾向にありました。当院では様式9 書類作成は独自で行っていたため不要ではありましたが、様式9 書類作成機能もついたうえでシンプルに勤務シフト表作成に特化した機能コンセプトは、私たちが求めるものに合致していたのです」  また、沼田脳外は救急搬送患者を断らないため、外科手術が予定外に実施されることもあり、何人かの看護師を夜勤体制に移行させる必要がある。勤務シフトを迅速に変更できる柔軟性も不可欠だった。 「勤務シフト作成お助けマンは平準化を維持しながらリスケジュールにも対応し、簡単に調整が反映できるので最適だと感じました。システムマネジメント部門や看護師長たちの同意が得られれば、即導入したいと考えたのです」(阿部氏)

試行錯誤から解放され効率化本来の看護業務へ専念可能に

 2013 年9 月から試行運用し、現場での使い勝手を入念に検証した結果、採用が決定となり、2014 年1月から正式な運用が開始された。  勤務シフト作成お助けマンの運用開始に合わせ、カルテの準備や患者の誘導などをサポートする病棟クラークが入力をサポート。先に休日と夜勤のシフトのみを入力し、夜勤の必要数と不均衡がないか看護師長が確認した上で、その他のシフトを自動配置して確定するという、勤務シフト作成お助けマンの2段階作成モード機能を活用したフローに変更された。「さまざまな勤務条件を考慮して勤務計画表を自動作成してくれるので手間がかからず、条件を変えたシミュレーションや作成後の一部変更も容易です。また、Excelライクな画面表示で夜勤や休日などが色別に表示されるので直感的に確認しやすく、勤務条件に沿わない変更を行った場合でもエラーが表示されるので安心です」(唐澤氏) 「試行錯誤しながら組み立てる必要がなく、瞬時に仮のシフトを組んでくれるので、従来の紙ベースでシフト表を作成していた頃に比べて格段に効率化し、本来の看護業務により多くの時間を費やすことができるようになりました」(角田氏)  また、グループ内情報システムの一元化に取り組む西松氏は、「沼田脳外での運用が定着し、介護施設等に合わせたシステムもできれば、勤務シフト作成お助けマンのグループ内での横展開も可能性が高いと思います」と今後の展開について見通しを述べる。  勤務シフト作成お助けマンを導入し、均等に勤務表が組めることが立証されたことで、2014 年度から沼田脳外も公益社団法人日本看護協会が推進する「看護職のワークライフバランス推進事業」に参加。看護職が働き続けられる職場づくりや残業時間の削減に一役買っているという。 「勤務シフト作成お助けマンの活用で勤務の均等性が高まり、休みの希望がきちんと反映され予定も立てやすくなるなど、仕事と私生活の高次のバランスによって充実したライフイベントの実現がより可能になっていくでしょう」と阿部氏は期待する。そして、職員の満足度向上と安定した病院経営に向け、沼田脳外は多様な勤務形態を実現する挑戦にも着手し始めている。

  • 勤務シフト作成画面

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